CLASSY HOUSE PHILOSOPHY

vol.2 Hiroyuki Usami

洗練された美しさと心地よさが共生する、住友商事のマンションシリーズ「クラッシィハウス」。その上質な住まいに込められた設計士の知恵や想いを、日建ハウジングシステムの設計士、宇佐見博之氏に語ってもらった。
クラッシィハウスは環境を選び、環境に最適な建物を選ぶ。

ちなみに、私と住友商事のお付き合いは18年くらい前から。初めて、幡ヶ谷のクラッシィハウス(かつてのハイムシリーズ)の設計に関わると決まったときは、何とも言えない高揚感がありました。それから下馬、辻堂の物件に関わり、つい最近、完成したばかりの目黒の物件で3件目です。その一つ一つに強い思い入れがありますね。では、クラッシィハウスをはじめとする住友商事のマンションは他と比べてどこが魅力的なのか。

まず、すべてのマンションが環境のいい場所を選んで建っているということが挙げられると思います。完成したばかりの目黒の物件も都心の住宅街の真ん中という便利さと静かさを兼ね備えた場所です。その恵まれた環境を活かして、私たちは住友商事の社員の方々とともにマンションのコンセプトを立て、その都度、もっとも適した建物を設計していくのです。だから、周囲の環境と調和してあたり前。その環境の魅力を最大限に採り入れる工夫を随所に施すことができるのです。

幡ヶ谷ハイムGran-sis(1998年3月施工)
自然の力を生かし、風が吹き抜ける心地よい暮らしを。

目黒の物件ではエコと環境をキーワードに「風が抜けるマンション」をつくろうと考えました。たとえば、建物を敷地いっぱいに建てるのではなく、その周りに緑道を設ける。すると、植物の蒸散効果でその場所の温度が周辺に比べて少し下がるのです。私たち設計士仲間の間では「クールスポット」と呼んだりするのですが、そういう場所をつくることで空気の密度に差が生まれ、風を動かすことができます。

また、エントランスをくぐるとすぐ現れる大きな中庭に成長する森を再現しました。これも単なる憩いの中庭ではなく、植物が豊かに育つことで温度が下がる、風が動く環境をつくりたかったのです。つまり、「風が抜けるマンション」は建物自体が呼吸するような住宅にしたいと考えました。さらに、モデルルームのリビングの扉は引き戸にし、日中、開けっ放しにして風が抜けるようなプランを提案。洗練された美しさの中に、生活するうえで必要な心地よさ、安心感を生み出そうと試みました。

前のページへ 次のページへ
トップへ戻る