CLASSY HOUSE PHILOSOPHY

vol.3 Ryo Tatsumotoi

株式会社竹中工務店 大阪支店 設計部 第2設計部門 設計担当 主任 立本 良

グッドデザイン賞を受賞した「ザ・千里レジデンス」の設計施工は、住友商事の数々のプロジェクトを手がけている竹中工務店。今回は設計チーフである立本氏にその哲学やこだわり、マンションづくりに対する想いを伺いました。

柔軟なプランニングを得意とする、それが竹中工務店。 

大阪に本社を置く竹中工務店は、創業400年を越える建設会社です。手がける建物はすべて「作品」と呼び、理念は「最良の作品を世に遺して社会に貢献する」。これは我々が作るものは単なる建物ではなく、魂が込められた作品として信念とプライドを持って取り組むという哲学の表れなのです。
当社のデザインは時代や建物のコンセプトごとに実に様々。長きにわたる伝統から、業界では我々の作品には何らかの共通点や癖があると思われがちですが、むしろ発注者側のニーズや建物を利用する方々の想いを汲み、柔軟なプランニングを得意としている企業です。
発注者の想いを形にすることが我々の最大の使命。竹中工務店にとって建物の創造とは、最上のクオリティ作品を世に送り出すことであり、同時に設計者のこだわりだけ押し付ける建物であってはいけないというのが、当社の考えであり、私の考えです。

ザ・千里レジデンス/西側外観
「ザ・千里レジデンス」の設計コンセプト

私が初めて住友商事の案件に携わったのは約10年前になります。今回の「ザ・千里レジデンス」は千里中央駅前開発の最終プロジェクトであり、画期的な外観デザインや構造が求められ、期待度・難易度ともに高い案件。隣接する50階の高層タワーマンションに見劣りしないこと、アネックスになってはならないことが設計の条件でした。
そこで設計コンセプトは「快適な住まいの追求」とし、豪華な空間をつくるだけではなく住まいの本質に立ち返り、誰もが「心地よい」と感じられる空間づくりに重点を置きました。コモンスペースやランドスケープ、環境配慮や防災機能、住空間や住設備に至るまで、心地よいサイズ・素材・機能を洗練し、住友商事の住宅コンセプトである「機能と美の融合」にふさわしいマンションを追求しました。

ザ・千里レジデンスの設計プラン
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