CLASSY HOUSE STYLE vol.10

手に取れば心豊かになる クラシック・モダンな器たち 
創業以来、優れた工芸品でありながら毎日でも使える実用品としての磁器を作り続けてきた、深川製磁。現在も、ユーザーのニーズや国内外のトレンドに即した、個性豊かな商品を発表し続けています。ここでは、2014年夏の新作を含む3点をご紹介します。

お茶の時間をこよなく愛する人の茶器

職人の技術の粋を集めた「TEWAZA(手わざ)」コレクションから、ポットは「KIWAMI」。そして湯呑は「アルテ・ウァン ピッコロ」です。コロンと丸いポットは、内部でお茶の葉が対流(ジャンピング)し、味・香り・色を最大限に引き出す形をしています。本当においしいお茶を淹れるには、茶漉しも金属ではなく磁器がベスト。そこで内側の茶漉しも、職人が手作業で穴をあけてつくります。また注ぎ口にはお茶が後引きしない特別な細工が施されるなど、細部にまでその名のとおり手わざが光ります。

緑茶・紅茶・コーヒー・スープのほか、サラダやデザートを盛りつけたり、おもてなしの日に花を一輪浮かべる水盤や、ミニ観葉の鉢など、イマジネーションで使い道は無限です。

お茶の時間をこよなく愛する人の茶器

(左から)クロッカス アルテ・ウァン ピッコロ(3,672円)、クロッカス ポット(8,964円)、セルリアンブルー ポット(8,964円)、セルリアンブルー アルテ・ウァン ピッコロ(3,672円)

家族それぞれが自分の1個を選ぶ楽しみ

(左から)子持ち縞 竹型蕎麦猪口、古代縞 削り型蕎麦猪口、木賊 明治型蕎麦猪口、染付亀 削り型蕎麦猪口(各4,860円)

家族それぞれが自分の1個を選ぶ楽しみ

そば猪口の形状を持ちながら、一つひとつに個性が表現されるこのコレクションは、2014年夏の新作です。実はこの製品は、使ってこそ分かる良さが隠されており、十賊(とくさ)をモダンにデザインした器は、飲み口の唇が当たる部分にわずかなくぼみを持たせ、より飲み心地の良さを追求。竹のような形状は、竹の節に見立てた飲み口が外に向かって湾曲し、こちらも飲みやすくしっかり手に収まる工夫がなされます。

一見、別々のコレクションが並んでいるようなのに、ブルーの色合いがきちんと統一感を表現します。それはまるで、仲良しファミリーが笑顔で並ぶ姿にも似て、いつでも見える場所に飾り、デザートやコーヒーにも毎日使いたくなる逸品です。

「日本の色とかたち」を新感覚の器に昇華

「nero(ネロ)」コレクションは、世界最大規模のデザインの祭典、イタリア「ミラノサローネ」で2009年に発表されたフラワーシェイプの器です。どこか漆器をほうふつとさせ、食材をきれいに見せるコレクションは、現地で「用の美」としての評判を呼びました。一枚でも、重ねても使えるのが魅力です。「nero book」という本型のパッケージに入り、ギフトにも最適です。

そして、深川製磁が創業以来継承してきた伝統技術と革新を、不思議な形に閉じ込めたのが、HISAGO(ひさご)。お皿の大きな部分にメインディッシュ、小さな部分にサイドディッシュを盛りつけても絵になるし、ひさごの首の部分を向き合わせて使うと、鳥がキスをしているような遊び心あふれるデザインになっています。

「日本の色とかたち」を新感覚の器に昇華

(中央下から時計回りに)ネロ ボールverde(7,560円)、ネロHISAGO rosso (4104円)、ネロHISAGO bianco(3,240円)、(下)ネロプレートnero(6,480円)、(上)ネロ ボールrosso(4,536円)、ネロ ボールbianco(3,996円)、ネロHISAGO nero(5,184円)

The House 六本木

2011年11月、深川製磁の東京旗艦店として六本木にオープンした「The House 六本木」。閑静なマンションの居住スペースを改装した店内で、人が暮らす部屋のように置かれる家具・インテリアと器を組み合わせながら、じっくり商品を選べます。また店内のキッチンでは自ら食材を持ち込み、料理を作って器に盛りつけてみることもできます(希望者は事前に要連絡)。毎月変わる個性的なおもてなしの提案を楽しみつつ、ウッドデッキのテラスで淹れたてコーヒーを飲みながら、まるでセカンドハウスのようにのんびり時を過ごせるぜいたくなコンセプトショップです。

住所:東京都港区六本木3-15-11 HOMAT WEST №.120
TEL:03-3589-5520
営業時間:11:00?19:00
休館日:火曜日

※ご紹介した器の価格は2014年5月現在のもので、すべて税込となります。