CLASSY HOUSE STYLE Vol.4:暮らしを照らす“やわらかな彫刻”?AKARI?

心静かな夜を彩る照明とは

居心地よい部屋づくりに欠かせないのが、適切な場所に適切な照明を配置するテクニックです。まずはインテリアコーディネーターの秡川寿美礼さんに、照明選びの基本と夜のひとときを豊かな気持ちで過ごせる照明計画のコツをうかがいました。

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間接・局所照明で立体空間を演出

照明計画とは、明かり単体でなく部屋の内装や家具の配置といっしょに考えるのが基本。生活シーンに合わせて必要な場所に必要な明るさを配し、利便性と演出効果を高めるのが目的です。

間接照明を多用して「暗さ」を楽しむ欧米と違い、日本のリビングに明るさ重視のシーリングライトは欠かせません。しかし、ときには光量を落として大人なムードで過ごしたい日もあるはず。そこで今では、調光機能付きライトや調光器のみの販売もありますから、こうした機器を選ぶのもひとつの方法です。

お部屋のコーナーに、フロアスタンドやテーブルランプなどちょっとした局所照明や間接照明を導入するだけでも、光の濃淡で空間が立体的に。デザイン性の高いものをセレクトすれば、日中はハイセンスなオブジェとしても楽しむことができます。

上質な照明は良質な眠りへの入口

健康的な生活を送るうえで大切にしたいのが、光の「色」です。とくに夜は、夕方の太陽のようなオレンジ色の光を浴びることで睡眠物質メラトニンが分泌され、自然な眠りを誘います。

そこで、コーナー照明や間接照明にはリラックス効果のある電球色を使いたいもの。シェードも乳白ガラス・和紙・布など光がやわらかく拡散する素材を選びましょう。デザインでおすすめなのは、和テイスト。洋間やアジアンテイストの部屋にもなじみやすく、ほんのり灯る風情が夜にぴったりです。

「点ける、消す」だけでなく、生活シーンごとにふさわしい照明を使い分けて、上質なひとときを過ごす工夫をしてみてください。

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 コメンテーター: 秡川 寿美礼(はらいかわ すみれ)さん

インテリアコーディネーター・商品開発プランナー/有限会社エル・エル・プランニング代表取締役。『ライフスタイルからインテリアをデザインする』という独自の手法で、住宅のリフォームや造作家具設計、インテリアコーディネートをはじめ、住宅、オフィス関連の商品企画・プロモーションを手掛ける。インテリアコーディネーターとマンションリフォームマネージャーの資格を持つ。日本インテリアデザイナー協会正会員。

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