CLASSY HOUSE STYLE vol.7:植物で仕上げる部屋づくり ? インテリアグリーン ?

マンションとグリーンのいい関係

観葉植物から一歩進んだ、「インテリアグリーン」が注目され始めています。それは単なる部屋の飾りではなく、家具と同じくインテリアの一部としてなくてはならないグリーン、という意味。そこに置いてこそ部屋を完成する大切な植物の概要と選び方を、グリーンアドバイザーの菅沼亜希子さんが解説します。

マンションの室内環境はグリーンに最適

昔ながらの住宅には、植木や生け垣など、そこに住まう方こだわりの緑があふれていました。そして現代、マンションなどの集合住宅にも、植木感覚で家族とともに暮らす植物を取り入れるケースが増えています。機密性が高く換気も配慮され、年間を通して室内の寒暖差が少ないマンションは、植物にとってやさしい環境。初心者でも意外と簡単に、グリーンとの付き合いを楽しめるものなのです。皆様も、家具やファブリックと同じくインテリアコーディネートの一つとして、ぜひお部屋の雰囲気を高めるグリーンと暮らしてみてください。

グリーンアドバイザー・菅沼亜希子さん
ある程度高さのあるグリーンで空間を仕切る(イメージ写真)

まずは「見せる」「隠す」でセレクト

とはいえ、いざ探すとなると「どのような植物が部屋にマッチするか分からない」「スタイリッシュな飾り方が分からない」などの悩みも出てくることでしょう。そんなときには、まずは「見せるためのグリーン」「隠すためのグリーン」と、目的から考えてみてはいかがでしょうか。専門店に置かれるグリーンは、よほど特別な品でない限り誰でも育てやすい商品を取り扱っていますので、見せる目的なら、お部屋の雰囲気やお好みに合わせて直感で選べば大丈夫。一方、隠すグリーンは、部屋の隅に束ねたコードなど見せたくないものを覆ったり、空間を緩やかに分けるための小道具として活用。個性的すぎず、それでいて心地よく感じられる植物がベストです。

ムードの演出にもグリーンは活躍

もう少し具体的な選び方として、心身ともにリラックスしたいリビングや寝室に飾る植物には、葉の一枚が大きいものや丸みのある葉を持つものを。ゲストの来訪が多いのなら、葉先のとがった種類や多肉植物でスタイリッシュムードを演出するのもいいですね。目隠し目的には、ポトスタワー(つる性のポトスを支柱に固定し高さを出したもの)のように、上から下まで葉の茂る鉢で視線を分散させるのがコツ。それから、「窓のないトイレにグリーンを置きたい」というご相談をよくいただきますが、残念ながらまったく光のない場所で育つ生の植物はありません。どうしても、という場合には、本物そっくりのイミテーショングリーンもありますので、専門店でご相談を。なによりグリーンは生き物ですから、表情を見て対話をしながら元気に育つよう工夫してあげてください。

まるで本物のような質感を持つ「イミテーショングリーン」

菅沼 亜希子(すがぬま あきこ)さん プロフィール

「グリーンインテリア」勤務。日本家庭園芸普及協会認定グリーンアドバイザー。グリーンアドバイザーは「花のお医者さん」とも呼ばれ、ガーデニングを楽しみたい一般の人たちに向けて、植物の育て方・楽しみ方などを適切に教えたり、植物について正しい情報を提供できる専門家のこと。

※掲載されている内容は2013年7月時点のものです。