CLASSY HOUSE STYLE vol.8:肌が喜ぶ優しさを暮らしの中に ? タオル ?

毎日使う物だからタオルにはこだわりたい

朝に夕に、暮らしのそばに寄り添うタオル。素肌に直接触れるものだからこそ、ライフスタイルにフィットする1枚を選びたいものです。まずは、タオルソムリエの遠藤久美子さんに、タオルの種類や使い方、いつまでも柔らかく保つケア方法などについてうかがいました。

タオルの種類とその用途

人は生まれたその日から、毎日タオルを使い続けています。そんな、もっとも身近な布であるタオルの良さをもっと皆さまにお伝えするのがタオルソムリエの仕事です。

タオルの使い方は、ドライユースとウェットユースに分かれます。お風呂上りに体を拭くのは乾いた状態のドライユースで、厚手のボリュームある素材が最適です。濡らして使うウェットユースは、バスルームで体を洗ったりキッチンで使用しますから、薄くて軽い、絞りやすい素材がいいでしょう。

ガーゼ/シャーリング

ガーゼ(左2枚)、シャーリング

パイル/ワッフル/無撚糸/ジャカード

(上・左から)パイル、ワッフル、無撚糸(下)ジャカード

さてこのように、一口に「タオル」と言っても、現代ではその種類や用途はさまざまです。

【パイル】一般的に知られるのは、地布にループ状の糸を織り込んだ「パイル」という素材です。弾力性と吸水性に富んだパイルは、バスタオルやフェイスタオルなど日常づかいのタオルとして最適です。

【シャーリング】パイル糸のループ部分を均一にカットしなめらかな肌触りを出した「シャーリング」も人気の素材。毛先の引っかからない仕上げになっているため、バスローブやパジャマなどのホームウェアにもよく利用されています。

【ガーゼ】薄くて軽くて通気性の良い「ガーゼ」は、デリケートなお肌の方や赤ちゃんにもおすすめしたい素材。じゃまにならないのでハンカチ代わりに持ち歩くにも便利ではないでしょうか?

【ワッフル】お菓子のワッフルに似たでこぼこの織り目が特徴の「ワッフル」は、吸水性と速乾性でキッチン用品としても大活躍します。

【無撚糸】柔らかさと肌触りで選ぶなら、紡績糸の撚りが少ない糸で織り上げた「無撚糸」がおすすめです。

【ジャカード】先染め糸に凹凸をつけながら柄を織り込んだ「ジャカード」は、見た目も豪華なためご家庭用のほか贈り物にぴったりです。

新品タオルは一度水洗いをして使う

タオルは、どうしても織り上げる際の糸くずやほこりが残ってしまいます。そこで、初めて使用するときにまずたっぷりの水で洗うことが大切です。このとき、上質なタオルなら洗剤や柔軟剤は必要ありません。特に柔軟剤はタオル本来の吸水性を損なう可能性もあるため、過度に入れて使うことはおすすめしません。

いただき物ですぐには使わないタオルも、同じように一度洗いをかけて保管するのが良いと思います。また、長期保管の間に折り目の地組織が弱くなったり退色の度合いが変わる場合もありますので、いざ使う時になって困らないよう、ときどき状態を確認してください。

新品タオルは一度水洗いをして使う

遠藤 久美子 さん プロフィール

「今治タオル 南青山店」店長。タオルソムリエ。吸水性と安全性で定評ある四国タオル工業組合推進の「今治タオル」ブランドを広く紹介するために、店舗運営から各種講演活動などにも関わる。

タオルソムリエとは?

お客様のニーズに合わせて生活必需品であるタオル選びをアドバイスする、四国タオル工業組合の認定資格。タオルづくりのプロセスや、素材の特徴、暮らしのシーンにマッチしたタオルの選び方や使い方までを広く紹介する。

※掲載されている情報は2013年10月時点のものです。